進学や就職、転勤などで必要になってくる引越し。
何度もやっていると、段取りや手続きはなれてくると思いますが、初めての場合、何をどうすればいいのかわかりません。
段取りが悪いと無駄に時間やお金がかかってくることになります。
また地方によっては、その地域独自の手続きが必要になってくることもあるでしょう。
そこで
- 引っ越しをするときの段取りと手続き
について紹介していきます。
引越し先を決める
当然のことではありますが、まずは引越し先を決める必要があります。
引越し先を決めるときに基準となるのは
交通アクセス
通勤や通学など、日常生活で利用する交通アクセスが良いかどうかを確認しておきます。
駅やバス停、高速道路などの近さや利便性、交通量などを考慮することが大切です。
また愛南町のような田舎では公共交通機関を利用することは少なく、車を使うことがほとんどです。
- 駐車場がしっかり確保できているか?
- 必要な台数が確保できるか?
- 車の大きさに合った駐車場になっているか?
というのはしっかりと確認しておきたいところです。
住環境
住環境が良好であるかどうかも重要なポイントです。
- 周囲に緑が多く、静かな環境か?
- 治安が良いか?
- 日当たりや眺望が良いか?
など、自分にとって快適な環境を選びましょう。
費用
入居時に支払う敷金や礼金、毎月支払う家賃などの費用についても考慮することが大切です。
最近は敷金礼金無料のところも多くなってきましたが、その分家賃が高めの場合もあります。
また
- 保証料
- 除菌費用
- 家財保険料
などのお金も確認しておく必要もあります。
自分の予算に合った物件を選ぶことが、ストレスのない生活を送るためには重要です。
収入にもよりますが、毎月の家賃は収入の4分の1程度までに抑えておくのが理想でしょう。
周辺環境
周辺に
- スーパー
- コンビニ
- 病院
- 公園
など、生活に必要な施設があるかどうかもチェックしましょう。
また、
- 飲食店
- ショッピング施設
- 娯楽施設
など、趣味やライフスタイルに合わせて利用できる場所が近くにあるかどうかも重要です。
部屋の条件
自分が希望する
- 広さ
- 間取り
- 設備
- 条件(ペット可など)
が備わっているかどうかを確認しましょう。
一度入居してしまってからは、なかなか引っ越しはできません。
しっかりと確認しておきましょう。
入居可能日
3月は繁忙期であるため入居可能日が、引っ越し希望日に間に合うかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
最悪の場合
- 引っ越しできない
- ホテルぐらしになる
- 他の賃貸物件を探さないといけない
ということになります。
特に3月は退去と入居が同時に進行していますので、入居可能日は絶対に確認しておきましょう。
ウェブ内見やIT重説を活用
愛南町などの不便な場所にある場合、なかなか物件を見に行くことができません。
そのような場合は、ビデオ通話を使った
- 案内
- 重要事項説明
を活用することで、現地に行くことなくお部屋の契約を済ませることができます。
当然、実際に現地やお部屋を見ることが大切なのですが、現実的に無理な場合は、そのような方法を活用しましょう。
もちろんそれができるのは、対応している不動産屋さんしか活用できません。
有限会社千寿不動産部はもちろん対応しておりますので、愛南町の物件を探される場合はご活用ください。
遠方から愛南町へ転勤される方は自宅で賃貸物件を内覧・申込み・重要事項説明・契約ができます
退去日の連絡
引越し先が決まったら、仲介業者さん、または大家さんに、退去の連絡をしましょう。
その時に退去日が決まっていれば、大家さんや仲介業者さんも、次の入居者募集がしやすくなるので、退去日も伝えておくといいでしょう。
いまは電話だけでなく、ネットを使った退去連絡もできるようになっていますので、おすすめです。
もちろん有限会社千寿不動産部も、メールフォームからの退去連絡に対応しておりますので、ご活用ください。
電気・水道・ガス・保険の解約手続き
お部屋を退去する時期が決まったら、それに合わせて
- 電気
- ガス
- 水道
- 家財保険
の解約手続きが必要です。
忘れてしまうと、そのまま料金がかかってしまうことになりますので、忘れずに手続きしておきましょう。
不要な物の整理
引越し先が決まったら引っ越し前に、不要な物を整理しましょう。
不要な物を処分することで、荷物の量を減らします。
荷物の量が減ることで
- 引っ越し作業をスムーズに進めることができる
- 引越し料金を節約することができる
- 引越し先での荷物の配置が楽にできる
などのメリットがあります。
愛南町では新婚さんに引越し費用などの補助金がありますので、そのようなものを活用するといいでしょう。
結婚1年未満の新婚さんの新生活を応援する愛南町結婚新生活支援事業とは?
不要な物の整理の方法として
リサイクルセンターに持ち込む
家電製品や家具などの大型品は、リサイクルセンターに持ち込んでリサイクルすることができます。
一部の地域では、自治体が不用品回収を行っている場合もあります。
自治体のホームページなどを確認してみましょう。
リサイクルショップに売る
まだ使える品物であれば、リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらうこともできます。
ただし、買い取り価格は安くなる場合が多いでしょう。
しかしゴミとして捨てるにはお金もかかりますし、安くてもお金に換えられるなら、そちらの方がいいでしょう。
インターネットオークションサイトで売る
高価なものやコレクションアイテムなどは、オークションサイトで販売することができます。
ヤフオクやメルカリが有名なところでしょう。
ただし、
- 手数料がかかる
- 出品や発送に手間がかかる
- 売れないことがある
などのデメリットもありますが、リサイクルショップよりも高く売れることが多いので、オススメです。
粗大ごみとして回収してもらう
自治体によっては、不用品を粗大ごみとして回収してもらえる場合があります。
手数料がかかる場合がありますが、家庭から出せる量には制限があるため、確認が必要です。
また自宅まで不用品を回収してくれる業者もあります。
お金がかかりますが、一度に多くのものを廃棄できますので、とにかく時間をかけたくない方にはオススメです。
ごみ処理場に持ち込む
燃えるごみやペットボトル、不燃物などを分別して、ごみ処理場に持ち込むことができます。
粗大ごみも引き取ってくれる自治体もあります。
手数料などはかかりますが、手頃な価格で引き取ってくれるので、ゴミ処理場まで運べる方にはオススメです。
出張買取をお願いする
- リサイクルショップへ不用品を持っていく
- ゴミ処理場に分別して持っていく
というのは、引っ越しのときには忙しくてなかなかできないものです。
また、車がなければ手で運んでいくことになり、小さいものであればいいのですが、大きなものは難しいでしょう。
そこでオススメなのが出張買取です。
自宅まで出張してくれますので、時間の節約にもなるでしょう。
また買い取りもしてくれますので、不要なものをお金に変えることもできます。

荷造りの準備
不要なものを処分して、荷物を少なくしたら荷造りの準備をしましょう。
引越し業者さんにおまかせすることもできますが、やはり自分でやっておいたほうが節約できますし、引越し業者さんを使わない場合は、当然自分で荷造りする必要があります。
荷造りに必要な段ボール箱やクッション材、テープなどを準備しましょう。荷物の種類ごとに箱を分け、中身をラベル付けすることで、荷物の管理がしやすくなります。
荷造りにあると便利な道具は
ダンボール箱
引っ越しで最も重要な道具の一つはダンボール箱です。
荷物を保管するために大量に使用する必要があります。
ダンボール箱は、大型の家具や電化製品、衣服、本、食器、写真など、あらゆる種類の荷物を保管するのに適しています。
ダンボールはホームセンターやネットで購入することができます。
また、スーパーなどでは使用したダンボールを無料でもらえる場合もありますので確認してみましょう。
梱包テープ
梱包テープは、ダンボール箱を閉じるのに必要なもので、荷物が箱からこぼれ落ちたりしないようにするのに役立ちます。
テープカッター付の梱包テープを使用すると、作業が迅速かつ簡単になります。
圧縮袋
圧縮袋は、衣服や寝具、クッション、ぬいぐるみ、枕などを入れて空気を抜いて圧縮することができます。
荷物のサイズを縮小することができます。
引越し先で袋を開くと空気が入り、元通りの大きさに戻ります。
ダイソーなどの100均にも売られています。
しばらく使わないものなどは、圧縮したまま片付けておくこともできますので便利な商品です。
緩衝材
壊れやすい荷物を保護するために、クッション材が必要な場合があります。
- 新聞紙
- プチプチ
- 枕
- 毛布
などが緩衝材として使えます。
マーカーペン
ダンボール箱に荷物が何が入っているかを書き込むのにマーカーペンを使用すると、引っ越し先での荷物の管理が簡単になります。
色の種類が多いので、色分けして使うと、引越し先での荷物の整理も楽になるでしょう。
ドライバーなどの工具セット
今は組み立て式の家具が多く、家具の分解や組み立てにはドライバーセットが必要です。
六角レンチやスパナなどもあるといいでしょう。
電動ドライバーがあれば、分解と組み立てにかなりの時間を節約できますのでオススメです。
引っ越し業者の手配
引っ越し業者を選び、見積もりを取得しましょう。
業者の選択には、口コミや評価を参考にすると良いでしょう。
いい引越し業者を選定するには
評判を確認する
引っ越し業者の評判を確認することが大切です。
インターネット上のレビューサイトや、友人や家族からの口コミを調べることで、信頼できる業者を見つけることができます。
また、時期も非常に重要で、できれば3月などの繁忙期を避けることで、価格も抑えることができます。
引越し業者さんを選ぶ方法は
見積もりを依頼する
引っ越し業者から複数の見積もりを依頼し、料金やサービスの比較をすることが重要です。
見積もりを受ける際には、荷物の量や距離、必要な作業などを正確に伝えることが大切です。
また、この見積もりのときの対応が、その業者さんの対応にもリンクしていると思いますので、対応がいいかどうかもチェックしておきましょう。
一番安い引越し見積もりがわかる【LIFULL引越し】

保険について確認する
引っ越し業者が提供する保険について確認することが重要です。
万が一荷物が損傷した場合に備えて、適切な保険を選ぶことが大切です。
ライセンスや認証を確認する
引っ越し業者が適切なライセンスや認証を持っているかどうかを確認することが重要です。
これにより、信頼性の高い業者であることを確認することができます。
全日本トラック協会では
- 引越事業者優良認定制度
というものがあります。
該当事業者には優良事業者の証として「引越安心マーク」が交付されます。
認定業者が公開されておりますので、そちらも参考になるかと思います。
サービス内容を確認する
引っ越し業者が提供するサービス内容を確認することが重要です。
- 荷物の梱包
- 運搬
- 家具の分解や組み立て
- 廃棄物の処理
などのサービスを提供しているかどうかを確認し、必要に応じて選択することが大切です。
電気や水道の手続き
引っ越し先で利用する電気や水道などのライフラインの手続きを行いましょう。
手続きに必要な書類や期限に注意して手続きを進めることが重要です。
電気の開始
電気は大手電力会社以外に、現在は様々な電力会社と契約することができます。
もし、希望の所と契約したい場合は、一度オーナーさんや不動産屋さんに確認しておいた方が良いでしょう。
愛南町の場合は電気は、基本、四国電力となります。
電話で契約をすることができますが、電話が繋がりにくい状態が続いております。
急ぎでないなら、四国電力のホームページから申し込むのがスムーズかと思います。
- 使用場所の住所と部屋番号
- 使用開始日時
- メールアドレス
などを入力して届け出をネットで行います。
当日に電気の開始はできませんので、入居日までに余裕を持って申し込むようにしてください。
ガスの開栓
オール電化の賃貸物件でなければ、ガスの使用をすることになります。
ガスコンロやお湯を使う場合は、ガスがなければ使用することができません。
物件で指定されているガス会社さんに連絡して、開始の届けをしましょう。
ガスの開始は、ガス会社さんとの立会が必要なことがほとんどです。
早めに連絡して、ガス会社さんと都合の良い日時を予約しておきましょう。
水道の開栓
水道を使うには、水道の開栓や使用者変更をする必要があります。
物件指定の上水道管理者へ連絡して、手続きをしておきましょう。
愛南町の場合は、閉栓している水道を開栓する場合には1400円の開栓料がかかります。
無料の自治体もありますので、確認しておきましょう。
郵便物の転送
引っ越しした後にも、郵便物が前住所に届いてしまいます。
そこで引っ越し先に郵便物を転送する手続きを行いましょう。
転送届けは郵便局においてありますので、必要事項を記入して、ポストに入れると完了します。
またインターネットでも届けを出すことができます。
転送期間は1年間ですので、その間に定期的に届く郵便物などは、住所変更をしておきましょう。
インターネット回線の契約
お部屋に光回線を引き込む場合には
- 工事が必要
- オーナーさんの承諾が必要
な場合もあり、入居してすぐに使えないことがあります。
事前に光回線の会社に連絡して、工事期間などを確認しておきましょう。
愛南町の場合は、光回線はNTTのみの一択となります。
他の会社の回線は引き込むことができません。
お申し込みも愛南町役場総務課でのお申し込みとなります。
このように特殊な地区もありますので、確認しておきましょう。
もちろんプロバイダは自由に選ぶことができます。
また、すぐにインターネット回線を使いたい場合は、ネット無料の賃貸物件を選ぶのがいいでしょう。
最近ではコンセントに差し込むだけでWi-Fi環境ができるようなものもあります。
ドコモもそのような商品が出ていますので、そちらを使うのもいい方法かと思います。
ドコモ home 5G

設備の初期不良やキズの確認
入居日に引越し先で確認しておきたいのは
- 設備の初期不良
- 床や壁などのキズ
の確認です。
どれも確認して、仲介業者さんやオーナーさんに伝えておくことで、退去時のトラブル防止になります。
設備の初期不良
お部屋には様々な設備があります。
水道関連や電気設備などありますが、どれも新品ではありません。
- 動かない
- 不具合がある
- 破損している
- 設備として取り付けられていない
などがあり、それを伝えていないと
- 入居中不便な状態が続く
- 退去時に修繕を求められる
などのトラブルの可能性もあります。
チェックして何かあれば相談しておきましょう。
床や壁などの傷のチェック
お部屋は前入居者が付けた傷や汚れが残っていることがあります。
何も伝えずにそのままにしておくと、退去時に自分が付けた傷と誤認されて、修繕費を請求されることがあります。
最近では、
- チェックシートに傷や不具合のチェックをして提出
- スマホで写真を撮って場所を記載してアップロード
などの方法を取っている不動産屋さんもありますが、全くそのような対応をされていないところもたくさんあります。
自分の身を守るためにも、写真などを取って、不動産屋さんや大家さんに伝えておくといいでしょう。
転出届と転入届
引越しをしたら
転出届や転入届などが必要になります。
転出届
違う自治体へ引っ越しをするときには、転出届を役所に提出する必要があります。
転出届を提出することで、転出証明書を発行してもらえます。
転入届
引っ越しが終わったら役所などに転入届を出します。
転入届を出すには転出証明書が必要になりますので、引越し前の役所などで転出届を出して発行してもらいましょう。
転居届
同じ自治体内での引越しは、転居届を役所に提出します。
その場合には転入届と違って、転出証明書は必要ありません。
余裕を持った引越し
今までお話ししてきたことは、期間に余裕があってできることです。
余裕があると
- じっくりといいお部屋を選ぶことができる
- 引越し業者の価格が高い繁忙期を避けられる
- 引越しの手続きのミスが減る
などのメリットがあります。
急な転勤で当然余裕のない方もいらっしゃると思いますが、できる方は余裕を持ったお部屋選びと引っ越しができるといいですね。